Scalatraドキュメント私家訳 ルーティング(1)
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ルーティング
まずはScalatraのルーティングについて。
Webアプリケーションには、受け取ったHTTPリクエストをサーバ上のコードに関連づけ、実行させるしくみが必要です。Scalatraでは、これをルート(routes)とアクション(actions)という道具によって実現します。
http://www.yourapp.org/articles
というURLに対するPOSTリクエストを受け取ったとき、リクエストパラメータの情報をもとに、新しいArticle
(記事)オブジェクトを作成するプログラムを考えてみましょう。このとき、リクエストがPOSTメソッドで送信され、要求されているパスが/articles
である、という2種類の情報がルートです。そして、実行されるコードがアクションです。
アクションについては、このガイドの次項で詳しく解説します。
簡単な例
Scalatraにおけるルートは、HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETE)とURLパターンとのペアの形をとります。RESTアーキテクチャの慣例にならったコントローラクラスは、次のようになるでしょう。
class Articles extends ScalatraServlet { get("/articles/:id") { // <= この部分がルートのマッチングを行うマッチャー // ここにアクションを記述する // この例では、特定のidによって識別される記事を表示する } post("/articles") { // 記事の送信・新規作成を行うアクション } put("/articles/:id") { // 特定のidに対応する記事を更新する } delete("/articles/:id") { // 特定のidに対応する記事を削除する } }
この例に示した4つのルートと、続くブロック内にあるアクションは、これだけで単純なブログ機能の基礎になり得るものです。例ではアクションをスタブにしていますが、実際のアプリケーションでは、コメント行の部分に、モデルの取得や保存、ビューの表示といった処理のためのコードが入ることになります。
続きは後ほど。
原文:
Routes | HTTP | Scalatra guides
記法
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